ゆっくり陰謀論・都市伝説 第35回 中国分裂と共産党の権力闘争「前編」
ゆっくり陰謀論・都市伝説 第35回
中国分裂!?共産党の権力闘争
はい、どうも。こんにちは。
結月ゆかりです。
はい、どうも。こんにちは。
京町セイカです。早速だけと、今回はどんなお話をするの?うむ。
今回話す内容は中国分裂と共産党の権力闘争
について解説していくよ。
中国が分裂?
習近平体制はゆらいでいるのかしら?
そうだね。
そこらへんの事も今回話たいと思います。
今は落ち着きを取り戻していますが。当時新型ウイルスで混乱状態に
あった中国ではその混乱に乗じて中国人民開放軍の軍事クーデーターが
起きたのでないか?という話があります。
2020年3月5日、人民解放軍の東部戦区に所属している戦闘機が
中部戦区のミサイルに追撃されたという情報が流れました。
実際に追撃後の映像がYou Tubeにアップされてます。
当然、中国メディア日本メディアも一切報道してません。
日本に帰化して「月間中国」を発行しているジャーナリスト
によれば東部戦区の人民解放軍がクーデーターを起こそうと
戦闘機で北京を攻撃し、中央政府を混乱に陥らせようと
しました。
しかし、それを察知した中部戦区のミサイルに撃墜された
といいます。これがクーデーターかどうかは分かりませんが
北京から直線距離で100キロちょいの天津市で戦闘機が墜落した
ということは事実です。
中国共産党が内部で権力闘争を繰り広げている一方で
人民解放軍も一枚岩ではなく戦区ごとに相手を倒す機会を狙ってます。
人民解放軍は5つの戦区に分かれていて、中国共産党が仮に崩壊した
とすればかつての軍勝割拠時代のように5つの戦区に中国が分裂する
のではないか?と有識者が予測されてます。
そもそも人民解放軍とは中国の軍隊と思われがちですが。
厳密には中国共産党の軍隊であり、国家の軍隊でも。
国民の軍隊でもありません。
その証拠に軍の記念行事などで軍人が旗を挙げている場面がありますが。
その時に使用されるのは中国の国旗ではなく、
鎌とハンマーで有名な共産党の旗です。
つまり、軍人は国家ではなく共産党に属するという訳です。
また、人民解放軍は2016年まで7つの軍区に分けられてましたが。
同年に習近平は中央集権化を図るべく5つの戦区に分けました。
名目上は効率化を高める為といいますが。
実際は瀋陽軍区の解体が目的とされます。
瀋陽軍区は最強の軍区と言われており、実態は江沢民の派閥なので
習近平にとっては自らの寝首をかかれない最も厄介な存在でした。
瀋陽軍区と北京軍区を合併させ中部戦区として管理する目論みでしたが。
結果的には失敗に終わりました。
つまり、どういう事?
結果は瀋陽軍区が元々管理していた
東北三省にくわえ内モンゴル自治区と山東省が合併された形になり。
逆に北部戦区として増強されました。
なぜ再編に失敗したかというと中国共産党の最高意思決定機関である
中央政治局常務委員会いわゆるチャイナセブンの中に反習近平的な
江沢民派閥が3人もいたからと思われます。
当時、序列3位の張徳江。5位の劉雲山。7位の張高麗はかつての
2012年に共産党の最高指導者になった習近平は共産党における
江沢民の影響を削ぐために大規模な腐敗撲滅キャンペーンを
行い就任してわずか2年で江沢民派閥25万人を超える共産党員を
腐敗で検挙しました。
しかし、江沢民派閥の影響力を完全に削ぐことはできずに
選挙で3人の江沢民派閥が乗務委員に選ばれました。
その3人が瀋陽軍区の解体を防いで、逆に増強されることに
なったと考えられます。
結託して北部戦区を統合するように働きかけた事は明らかです。
実際にその軍区で絶大な影響力を持つ人物による
クーデター計画がありました。
その人物とは中央政治局委員で長年大連市で様々な役職を務めた
薄熙来です。
彼は大規模な盗聴網を所有し、国家主席を含めた政府高官の電話を
盗聴していたことや不正蓄財をしていたこと。
その不正蓄財のマネーロンダリングを手伝ってイギリスの実業家を
暗殺したことなどが側近に暴露され逮捕されました。
逮捕後に彼は共産党トップに据えようというクーデター計画があった事が
明るみになったのです。
また、そのクーデターに参加していた中心的人物として警察司法権を
持つ周永康と中央軍事委員会の福主席の徐才厚がいて両名とも汚職
などの規律違反として逮捕されてますが。
本当の理由は習近平体制に謀反しようとしていたことだと見れます。
なるほどねー。
しかし、中国共産党は権力闘争が激しいわね。
中国での権力闘争を理解するには
この瀋陽軍区の歴史を知る必要があります。
この部隊は朝鮮民族らが中心となって編成された、いわば外人部隊です。
なぜ瀋陽軍区で朝鮮民族が多いのかというと1930年代に日本の満州支配と
朝鮮人移住計画により朝鮮からの移住が急増しました。
1945年に日本の降伏で日本の合併は解かれましたが、
多くの朝鮮人は中国に残ります。
その後も瀋陽軍区は朝鮮戦争再開も予想される上に、ソ連との国境を
接するので軍事費が優遇され最新兵器が集積されました。
その結果瀋陽軍区は最強の軍区に発展したのです。
軍区全体は180万人もの朝鮮民族が移住しているとされているのです。
瀋陽軍区と朝鮮半島は国境をまたぎますが、意識上は同じ朝鮮民族で
中国の帰属意識はありません。
故に北京政府に対する反乱分子もたくさんいる訳です。
食料、生活必需品を密輸する事で北朝鮮を支援しています。
それゆえに金正日総書記も2009年以降だけで11回も瀋陽軍区を訪れてます。
この瀋陽軍区が長い間北朝鮮を事実上コントロールしてきたのですが。
北京政府にとってはクーデターが起こされる可能性が高い軍区として
警戒されてます。
その為、習近平は2016年に軍区を編成し、瀋陽軍区を削ごうとした
と考えられます。
だけど。。
江沢民派閥に阻まれるという事ね。
全く、その通りだよ。セイカさん。
北朝鮮とも結託しています。
まぁ長くなるので続きは後半になりますが。
とりあえず、今回の話は一旦ここまでにするよ。
次回もぼちぼち更新していくね。
ゆかりちゃん、お疲れ様です。
次回のお話も楽しみにしているわね。